絶縁

カプトン(ポリイミド)テープ、テフロンテープ、シリコーンゴムテープ、ポリエステルテープ、ビニルテープ、ガラスクロステープ。
ノーメックスペーパー、フォーメックスシート、熱硬化性樹脂積層板、マイカ(雲母)、セラミックス等。

お客様の用途に応じて、素材選定から加工まで対応しています。

電気絶縁材料として、古くは空気、綿糸、硫黄(いおう)、パラフィン、ガラスなどの天然物が用いられていた。
現在は合成樹脂系材料が広く用いられている。
合成樹脂系材料、たとえばポリ塩化ビニル、合成ゴム、ポリエチレン、ポリエステル、エポキシ、シリコーンなどの樹脂材料は、
天然材料と比べ、電気絶縁性、耐熱性、機械的特性が著しく優れ、重電関係の高電圧・大容量化、またエレクトロニクス関係の
小型・軽量化を可能にして来た。

おもな絶縁材料を性状、組成から分類
(1)気体絶縁材料 
空気のほかに、窒素、炭酸ガス、六フッ化硫黄などがあり、しばしば加圧して用いられる。フッ素ガスと硫黄から合成される六フッ化硫黄は、絶縁耐力に優れた不活性、不燃性の気体で、ガス絶縁変圧器やガス絶縁遮断器などに用いられてきた。しかし、地球温暖化係数が高いとされ、その使用が抑制されるようになった。
(2)液体絶縁材料 
植物性油、鉱油、合成絶縁油があり、乾性油などの植物性油が絶縁油の原料として使用され、鉱油および合成絶縁油は変圧器、コンデンサー、ケーブルなどの油入(あぶらいり)電気機器の絶縁、冷却に用いられる。2000年ごろから、植物性油が環境に優しいとして見直されつつある。
(3)無機固体絶縁材料 
電気・電力用途としては、マイカ(雲母(うんも))、磁器(セラミックス)、ガラスなどがある。マイカは絶縁性、耐熱性が非常によい天然産の結晶で、白マイカや金マイカが、板、シート、テープなどのマイカ製品に加工され、コイル、その他の絶縁に広く用いられている。磁器は鉱物質粉末を成形して高温で焼成したもので、碍子(がいし)、碍管に用いられる長石磁器や、高周波用絶縁物、半導体用パッケージなどに用いられるステアタイト磁器、アルミナ磁器などがある。ガラスは硬くもろいが、透明で耐熱性、絶縁性がよい材料で、ソーダ石灰ガラス、鉛ガラス、ホウケイ酸ガラス、シリカガラス(石英ガラス)などが電球、ブラウン管などに用いられる。溶融ガラスを引き伸ばし、細い繊維にしたガラス繊維は、ワニスガラスクロス、積層板の基材、電線の被覆などに用いられている。なお、半導体素子の内部の絶縁には二酸化ケイ素SiO2(シリカ)などの無機固体絶縁体が用いられている。
(4)有機繊維質材料
紙、綿糸、絹およびポリエステル、ポリアミド(ナイロン)などの合成繊維が絶縁に利用されている。紙は古くから絶縁油などに含浸させて、変圧器、ケーブル、コンデンサーの絶縁に使用されている。
(5)樹脂系材料
セラック、ロジンなどの天然樹脂が古くから絶縁塗料の原料として用いられている。合成樹脂系材料には、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエステルなどの熱可塑性樹脂と、フェノール樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂などの熱硬化性樹脂とがある。合成樹脂は電線被覆材、成形品、積層品、絶縁塗料など種々の形で機器絶縁に用いられ、その例はきわめて多い。
(6)ゴム系材料 天然ゴム、ブチルゴム、エチレンプロピレンゴム、シリコーンゴムなどが電線被覆、成形品などとして用いられる。
(7)塗料系材料 天然樹脂または合成樹脂などを溶剤に溶かしてつくったコイルワニス、エナメルワニスなどの絶縁塗料が、絶縁および絶縁処理材として広く用いられている。

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